これまで自分だと思っていたのは、自分じゃなくて鎧だった?
こんにちは。
今日は最近よく引くカードについて思うことを書いてみたいと思います。
水の8「手放し」というカードです。
ここ数日ほぼ毎日お目にかかっています。
ですが、もともとあまり引くことのないカードです。
「往生際が悪いね~。さっさと手放しちゃいなさいよ!!」
何だかそんな風に言われているような気がします。
さて、いったい何を手放せというのでしょう?
実は、今年の3月で20年以上勤めた会社を退職しました。
現在は無職です。
退職することについては、1年ほど前から真剣に考え始めていました。
ある時から、職場の雰囲気が息苦しく感じられるようになったことがキッカケです。
当時はそんな風に感じていたのですが、辞めてみた今振り返って思うのは、自分が変わったから息苦しく
感じられるようになったのだと思います。
そもそも、堅苦しい雰囲気の職場でした。
ですが、会社は何も変わっていません。
という事は、私の方が変わったということになるだろうと思います。
実際そうでした。
自分と向き合うようになってから、自分の内側だけでなく目の前の出来事にも自然と意識を向けるようになりました。
すると、これまでは面倒くさいなと思いながらも仕事だから仕方ないなとやっていた作業やルールなどに対して、
「この作業って本当に必要?しなくても差し障りないと思うけど。
ムダなことしてるんじゃない?」などと心の中でツッコミまくるようになりました(笑)
そうなってくるとどうなるかと言いますと、もうとにかくツライ。
気がついてしまうと、もう元には戻れないのです。
それまでは普通にやれていたことなのに、何かおかしいと疑問がわいた途端に苦しくなります。
自分を誤魔化せなくなります。
そんな大変な思いをするというのに、私はもう1つとんでもないことに気づいてしまいました。
これまで自分だと思っていたのは実は本当の自分ではないんじゃない!?
社会にしっかり適応し、生きやすくする為にずっと鎧を着ていたの
ではないかと思うのです。
しかし、それをいつの間にか自分だと思い込んでしまっていた・・・。
恐らく、この鎧は社会人になってから築いたものではないと思います。
子供の頃から始まっていたのだと思います。
人に好かれようと作り笑いをしたり、嫌われたくないからと本心ではない
ことを言ってしまったり。
いい人でいたいから、頼みごとを断れなかったり。
社会に上手く順応した方が生きやすいし、それが立派な社会人になる
ことだと思い込んでいたのかも知れません。
多分、社会で生きていく上ではこの鎧があった方が遥かに安全で楽
だと思います。
ですが、今の私にとってこの鎧は重くて仕方がありません!!
肩が凝るから脱ぎたいよ~(笑)
でも、長年愛用?した鎧です。脱ぐとなるととても怖いです。
だって、鎧を脱いで素の自分をさらけ出して生きたことがほぼ
ありませんから。
ですが、気づいたのにこれまでと同じように振る舞うというのも苦しいものです。
本当の自分をずっとどこかに置き去りにしてきたわけですから。
かと言って、鎧を脱いで生きていくのも怖いし・・・。
どっちも大変なら、本当の自分を生きる道を選んだ方がいいじゃない!!
と意気込んだものの、未だ足踏み状態です。
しかも、会社を辞めて自由を手に入れているのにもかかわらずです(笑)
長年かけて築き上げ、自分と一体化して自分でも自分だと錯覚して
しまうくらい馴染んでいた鎧です。
いろんな意味で護ってくれてもいたと思います。
なので、用意には脱げません。しがみついて離しません(笑)
しかし、ついにそれを捨て去る時が来たようです。
手放しのカードはそのことを促しているように感じます。
はぁ〜、もう逃げられない(笑)
流れに抗うことなく、本来の自分が現れるのを静かに見守ろうと思います。
それでは、また